あるへいどうの読み物
 

 
16 あるへいどうとあめの声
(2020/06/02)
 
“耳はとても賢く出来ている”
 
そんな内容を以前に本で読んだことがあります。普段私たちの耳は、必要な音を聞こえやすく、不要な音を聞こえないように調整しているそう。
 
人の発する声は聞こえやすくて、タイヤの擦れる音などは控えめにといった感じです。
 
実は私、過去に実感できる機会が2回ほどありました。1つ目は英語のリスニング。
 
高校の頃、英語のリスニングがとにかく苦手だった私。なんとかしなければと、藁にもすがる思いでひたすら英語を聞くようにしていたところ、今まで聞こえなかった英語の破裂音や摩擦音が聞こえるようになりました。
 
後日知ったのですが、日本語と外国語では周波数の高さが違うとのこと。ひたすら聞くことで、これは大事な音だと耳が調整してくれたみたい。
 
他には機械の回転音。機械の内部に不具合がないか、音を聴いて調べる練習をしていたら、やっぱり耳が調整されて、回転音がよく聞こえるようになりました。
 
ただ、聴力検査の時には換気扇の音が聞こえすぎてしまい、わざわざ部屋を代えて再検査していただく羽目に。お医者さんには申し訳無かったですが、なかなかおもしろい経験でした。笑
 
 
さて、長くあめ職人をしている父とは違い、私はまだまだ始めたばかり。きっと私にはまだ聞こえていない“あめの音”が、工房内に流れているのだと思います。
 
その音に気付ける日が来るのが楽しみです。
 
〜おわり〜
 
 
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